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オオモンシロチョウ(07.8.18 洋野町大野)

連日の猛暑も落ち着き、ほっとしています。
仕事で訪れた県北の洋野町大野は、Tシャツ一枚では肌寒いほど。20度ぐらいでしょうか。

仕事の下見をしていると、道路わきの花壇に、大きな白チョウが吸蜜していました。
いつも見るモンシロチョウよりだいぶ大きく、スジグロシロチョウの大きな雌ぐらいはあるでしょうか。
しかし、スジグロのメスであれば、かなり全体が黒っぽいはず。
このチョウは、かなり白い。
 もしやと思い近付いて見ると、前翅の先端がくっきりと、とがっている・・・

「オオモンシロチョウ」だ

 以前にも岩泉町で探したが、そのときは発生のタイミングとあわなかったのか見る事ができなかったので、今回がはじめてですね。
花は「ハナトラノオ(カクトラノオ)」だと思います。
07818ohmonshiro1

 はばたいている瞬間に翅の表が見える。
モンシロチョウとの違いは、前翅の先端が鋭角であること、その部分の黒い紋が、翅の横の半分ぐらいまで伸びている事
メスでは、前翅後縁に細長い黒色の紋があること(オスでは無いか、あっても薄い)、大型である事、などがあります。
 このチョウは、ヨーロッパに生息していましたが、ロシアへと分布をひろげ、1996年に、北海道でも発見された外来種です。
僕が子供の頃に見ていた図鑑には、「海を渡るオオモンシロチョウ」が描かれていたと記憶しています。
やはり、人為的ではなく、海を越えてきたということでしょうか。
北海道には定着してしまったようですが、岩手ではどうなのでしょう。

この個体は新鮮なので、この付近で発生したものでしょうが、このまま来年も発生するかはわかりません。
幼虫の生態は、モンシロチョウとだいぶ違っていて、集団でキャベツなどを食害し、姿も「青虫」ではなく「毛虫」に近いもので、終齢幼虫になると、数日でキャベツ1個を食べてしまうらしい。
そのせいで、ヨーロッパではキャベツなどの大害虫としておそれられているようです。
 しかし、湿度や気温、また農薬などにかなり弱いらしく、どのぐらい岩手に定着し、害虫として認識されるかはわかりません。
ちなみに、撮影した付近を探しましたが、他の個体は見つからず、キャベツ畑もありませんでした。
とても敏感で、撮影はむずかしかったです。

いずれ、みなさんの周りでも見つかるかもしれませんので、大きなモンシロチョウを見たら、調べてみて下さい
07818ohmonshiro2

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「いわての里山日記」カテゴリの記事

コメント

そうだと思います。岩手にも藤沢という有名なキリシタンの里があり、いまでも仏壇の
裏にキリスト像や十字架が隠されているお宅があると聞きました。
当時の悲惨な出来事を展示した資料館もあります。だいぶきれいに整備され、公園のよ
うになっていて、訪れる人も多いと聞きます。周辺には、恐ろしい名前の遺跡もありま
すが・・・・・

投稿: コイサン | 2007年8月29日 (水) 04時57分

「ナニャドヤラ」という踊りがあるなんて初めて知りました。
ミステリアスな名前ですね!!

私が大学生の頃、東北新幹線が開通していたので、夏休みに東京に遊びに行った帰り、
帰路の新幹線に中で「航空写真家」の方と隣り合わせになり、新花巻まで話しながら
乗ってきたことがあります。その、航空写真家のお話によると、岩手と青森の境目の
山中に昭和初期まで隠れ里のような生活をしていた部落があったという話を聞きました。
「縄文時代とまではいわないけれど・・・」ということでした。本当か茶化したのかは
わかりませんが、「ナニャドヤラ」という踊りの話を聞いたら、まんざら嘘でないかもと
感じています。

大阪、奈良県では部落問題があるので、隠れ里を公開しないように、途中で道路を消したり
いろいろと要望があるそうです。国土地理書院の方だったような・・・すでに25年以上前
の話なので、今はどうなっているかはわかりませんが・・・

学生時代、弘前にいたのですが、あそこも不思議なところでした。
東西南北にちゃんと護国神社があり、真ん中に天守閣があるのですが、近くには寺町、
新寺町がありお地蔵さんや石像に十字架が架けられていたり、もしかしたら隠れキリシタンが
いたのかな?という感じの地でした。確かに津軽の内陸部なのにプロテスタント系列の教会、
高校や大学が明治時代からあるということなので、私たちが知らないその土地の歴史が
あるのかもしれませんね。

チョウの話から、かなり脱線したけれど、調べていったらおもしろいかもしれませんね。

投稿: ふんわり | 2007年8月21日 (火) 17時33分

ふんわりさん、こんばんは。
オオモンシロは、アブラナ科のほかに、キンレンカ(ノウゼンハレン科)を食べるそうです。
温暖化といっているのに、北の昆虫が南下するというのも、なんだか不思議ですが、地球
全体が、バランスを失なっているのかな、と感じます。

土器、石器探しは、小学生の頃やりましたねー。自宅近くの森の土手を掘り見つけましたが
どこかにいってしまいました。その時代も、かなり遠方と交流があったらしいと聞きます。
山内丸山とつながっている可能性はかなり高いのでは?
仕事は、「ナニャドヤラ」という踊りのお祭りの撮影で、なんでもキリストと関係があると
か、ヘブライ語では、とか、謎の多い踊りで、もしかしたら、縄文時代の名残が、どこかに
隠されているかもしれませんね!

投稿: コイサン | 2007年8月20日 (月) 21時26分

オオモンシロチョウは1996年の大発生で、北海道でもある程度、駆除されたはずです。

本当によく食べますよ!キャベツもそうですが、大根菜、小松菜も被害にあいました。

だいぶオオモンシロチョウも少なくなり、昔ながらのモンシロチョウが飛んでいると、応援したくなります。

大野には、私の大学時代の友人が住んでいて、近場の小学校の教員をしています。実家の畑やタンボを掘り起こせば、石器時代のヤジリや石包丁、土器の破片が見つかるそうで、いくつかもらって今も大切にしています。青森の山内丸遺跡とも繋がっているのかなー?これは、脱線しました。

投稿: ふんわり | 2007年8月20日 (月) 20時11分

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